iMacを手に入れるまで〜買い物の極意〜
私の手元にある一台のiMac。
これを入手するまでにはちょっとした紆余曲折がありました。
以前の我が家のパソコンはWindowsでしたが、iPhoneアプリの開発をしたいという想いから、Macが欲しくなりました。(基本的にMacでしかiPhoneアプリ開発はできません。)
※どんなiPhoneアプリを作りたいかは、また別の機会に詳しく語るつもりです。
ところが、ご存知の通りiMacって結構高いんです。二児の子育てで色々と物要りな中、その購入費用の捻出はなかなか大変。
どうやったらMacを手に入れられるかいろいろ策を練りました。まあ、セコい手しか考えられなかったのですが。
●策1:安いMacを買う
デスクトップ型で、Mac miniというものがあります。形はアルミの弁当箱っぽい。
コンピュータの本体のみで、ディスプレイやキーボードなど周辺機器は別売り。
なので価格は他のMacと比べたらリーズナブル。周辺機器を買い足したとしても、他のMacより安く収まります。
しかし私はiPhoneアプリ開発の他に、デジタルイラストや漫画の製作もする必要があります。
そうするとディスプレイもそれなりのモノが欲しいし、画像処理能力もそれなりに欲しい、と思うとMac mini案はビミョーかも、という考えに至りました。
でも、ビミョーと感じた一番の理由はMacと他社製の周辺機器をゴテゴテと組み合わせるのが美しくないと感じたからかもしれません。せっかくアップル製品を買うならカッコよく使いたいですもんね。
という過程を経て、本当に必要で欲しいものに対しては妥協するのはやめようっていう事でやっぱりディスプレイが大きくてキレイで、能力も高いiMacがイイとの結論に至りました。
●策2:他人の財布をアテにする
勝手にそんな結論に至った所で、自分のサイフの中身が増える訳ではありません。
それじゃあ、誰かにお金を出してもらおう!というゲスなアイデアを思いつきました。
浮かんだのはクラウドファンディング。
自分のアイデア実現のために出資を募る、アレです。
”出資”・・・単に金をねだるより響きがいい(笑)
早速、クラウドファンディングサイトCAMPFIREで、iPhoneアプリ開発のための費用を募集しました。
結果は…目標額未達成で、敗北。
…まあ、敗因は色々とありますが、私のプレゼン力と情報拡散力の無さが大きい所です。
自分のやりたい事の魅力を伝えるのって難しい。
※クラウドファンディングのエピソードについては、また別の機会に詳しく語ろうかと思います。
親や友達から借金するわけにもいかないし、やっぱりコツコツ自分の小遣いを貯めていくしか無いかなあ・・・と思っていたその矢先。
”投資”してくれる救世主が!
それは意外にも我が妻でした。
元々妻はiPhoneアプリの開発に反対していました。
「あなたは没頭するとそれしかしなくなるから」と。
・・・反論する余地なし。だけどやりたいんだもの。
私の必死な姿勢に、妻は半ば呆れ気味で「勝手にやれば・・・。でも家族に迷惑かけるのはNGで。」という感じでした。
そんな中、我が家の”片付け祭り”の最中、銀行口座を整理していると、妻の独身時代の休眠口座のお金が出てきました。
※我が家の片付け祭りについてはまた別の機会に。
「そこまでやりたいのなら、このお金使っていいよ」と妻。
神か。
私の姑息な打算は全て打ち砕かれましたが、妻の深い慈愛により私は無事資金を手に入れることができたのです。
やっぱり持つべきものは良き妻ですね!<アピール>|_•)チラッ
●iMacを選ぶ
ありがたき幸せ・・・とひれ伏し礼をして、妻の気が変わらない内に、早速買いに走りました。
ウキウキとiMac 21.5インチ(安い方)に手を伸ばす私に妻が一言。
「本当にそれでいいの?本当にやりたい事のためのツールなら、一番自分のときめく物を選ぶべきよ。」
・・・そこまで”なんでもOK”感を出されると逆に尻込みしてしまうチキンハートな私。
迷いに迷った末、選んだのは
一言で言うとかなりいいやつです。少なくともこんなハイスペックなコンピュータを手に入れるのは私の人生で初。
買ったからには絶対にやるぞ!と自分にプレッシャーをかける意味も含めての決断でした。
●Macゲット=アプリ開発可能、では無い
こうして愛機を手に入れた私。
しかしここで落とし穴。iMacを手に入れたからといってiPhoneアプリ開発がすぐにできるわけでは無いのです。なぜなら私はプログラミング経験ゼロ。
プログラミングソフトXcodeを立ち上げてもなんのことかさっぱり。
自分で勉強するもなかなか勘所がつかめず、iPhoneアプリ開発の初心者向けセミナーにも行きました。
その際、愛機を持参していったのですが、重いしデカイし・・・ちょー大変でした。おまけに当日は雨でしたし。
この時ばかりはやっぱりラップトップのMacBookにすればよかったとちょっと後悔しました。おかげでセミナーでは唯一のデスクトップ(しかもバカでかい)を持参として注目を浴びましたが(笑)
ちなみに参加したセミナーはアプリクリエイター道場というところ。
少人数制で和気あいあいと楽しみながらiPhoneアプリ開発の初心者の勘所を押さえられる、優良なセミナー。セミナー後も、ともにプログラミングを志す仲間たちとつながって切磋琢磨できるのも GOOD。
とはいえ、短期間でプログラミングスキルを身につけられるはずもなく、今も正に現在進行形で勉強中です。
●買い物の極意
iMacの入手ノウハウとしては、なんら参考にならない駄エピソードかもしれませんが、本当に必要で欲しいものに対しては妥協しないという点はMacだけでなく全ての買い物に共通するのではと思いました。
最後に私のアプリの師匠が言っていた名言を紹介します。
"買わない理由が金額だけならば買うべきだし、買う理由が金額だけならば買ってはいけない。"
・・・深い!
大事なのは金じゃなくてハートなんですよね。
本当に気に入ったものって持っていてテンション上がるし、長持ちすると思うんです。その逆の、”安物買いの銭失い”とはよく言ったものですね。
私と妻の買い物の際の合言葉は”悩んだらやめる”。
悩んでいる時点で、それは買っても買わなくてもいいものなんです。
この基準を決めてから私達夫婦の買い物した後の「買わんでもよかった・・・」という後悔が格段に減りました。
買い物の時は、”もし全てがタダだとしたら自分はどれを選ぶか?”とイメージしてみるといいかもしれません。
本当の自分の心の声が聞こえるかも。
宣🌟伝
ちょくちょく出てきたイラストはLINEスタンプで発売中です。よかったらぜひ。
https://line.me/S/sticker/1477333